プレスリリース
2007年11月19日
ガムを噛んで、むし歯を予防する新習慣メルボルン大学 教授 エリック C.レイノルズ博士による大規模臨床試験で
初期むし歯に対する「CPP-ACP」の効果が、裏づけられました。
世界最大のお菓子メーカー*1、キャドバリー・シュウエップスの日本法人であるキャドバリー・ジャパン株式会社(本社:東京都品川区 / 代表取締役社長:井上ゆかり)は、海外ではリカルデント と呼ばれている成分「CPP-ACP」*2の初期むし歯の修復への効果が改めて確認されたことを発表いたします。これは、メルボルン大学教授 エリック C.レイノルズ博士による、ガムを用いたものとしては、他に例のない大規模な臨床試験によるものです。
キャドバリー・ジャパンは、歯の健康を積極的に維持するために「有効な成分を歯に届ける」というガムの価値を伝えると共に、「ガムを噛んでむし歯を予防する」という生活習慣を提案します。
かつて、ガムは砂糖を使うものが一般的で、むし歯の元凶とも呼ばれてきましたが、シュガーレスガムが台頭してくるようになり、ガムによってむし歯が引き起こされることは少なくなりました。さらに特定保健用食品(トクホ)の表示を許可された製品が機能性ガムとして脚光を浴びるようになる中で、現在では、むし歯の原因となる砂糖を使っていないガム、いわゆるシュガーレスガムが主流となっています。また、新たな潮流としては、一歩進んで、「リカルデント 」に代表されるような「歯を丈夫で健康にする」ガムが市場に投入されるようになってきました。
「歯を丈夫で健康にする」表示*3が認められている成分が「CPP-ACP」です。「CPP-ACP」は、脱灰抑制・再石灰化促進・耐酸性強化*4という3つの優れた効果を持つ牛乳由来の成分で、年齢、性別を問わず、すべての人の初期むし歯(むし歯の穴の開く一歩手前の状態)に対し有用な成分であると言えます。
今回、レイノルズ博士が24ヶ月をかけて2,720人を対象とした、ガムとしては異例の大規模な臨床試験を実施しました。その結果、シュガーレスガムで「CPP-ACP」が入っているものと「CPP-ACP」が入っていないものを噛んだ場合を比べると、「CPP-ACP」が入っているものを噛んだ場合、むし歯から回復した歯の本数が1.53倍になるという試験結果が得られました。
ガムを噛むことで、歯ブラシでは届きにくい部分にさまざまな成分を届けることができるので、初期むし歯に有効な成分をガムに配合することにより、初期むし歯の予防効果を期待することが可能となります。デンタルフロス等のセルフケア用品に比べても、ガムは手軽で習慣にしやすいため、そうした側面からも、ガムは治せるむし歯である初期むし歯のケアに最適な手段の一つであると言えるでしょう。
現在、日本で市販されている「CPP-ACP」が配合されているガムは「リカルデント 」だけです。「CPP-ACP」は「リカルデント 」ガムシリーズ全てに配合されており、2000年に「歯を丈夫で健康にする」カテゴリーで、初めて特定保健用食品の表示許可を得ています。現在販売している「リカルデント 」ガムシリーズの中では、さわやかミント味、アップルミント味、ジューシーフルーツ味の3種が特定保健用食品(トクホ)の表示許可を得ています。
キャドバリー・ジャパンは、ガムのエキスパートとして、これからもガムを通じて歯の健康に貢献していく考えです。
*1 2005年ユーロモニター調べ
*2 CPP-ACP:Recaldent™、CAS登録番号691364-49-5
*3 リカルデントガム の特定保健用食品の許可表示:虫歯の始まりである脱灰を抑制し、再石灰化及びその部位の耐酸性を増強するCPP-ACPを配合しているので、歯を丈夫で健康にします。
*4 脱灰抑制・・・ミネラルの溶け出しを抑え、むし歯の始まりである脱灰を抑制すること。再石灰化・・・ミネラルをエナメル質に回復させること。耐酸性・・・むし歯の原因である酸に溶けにくい歯質にすること。
CPP-ACPに関する臨床試験の実施概要
| 実施場所 | オーストラリア ヴィクトリア州 メルボルン |
|---|---|
| 実施期間 | 24ヶ月 |
| 試験者数 | 2720人 (メルボルンの水道水[フッ素入り]*5・フッ素入り歯磨剤によるブラッシング・一日3回ガム使用) |
| 試験内容 | CPP-ACP非含有シュガーレスガム群とCPP-ACP CPP-ACP含有シュガーレスガム群を無作為に割付け |
| 評価方法 | デジタルX線写真 |
*5 水道水フッ化物濃度調整
CPP-ACP入りのガムを噛んでどういう効果が得られたか?
| 歯と歯の隣接面虫歯の回復 | CPP-ACPが入ってないシュガーレスガムを噛んだ時を1とした場合にむし歯から回復した歯の本数 | 1.53倍 |
|---|
【総評】
オーストラリアは、国の施策により、むし歯をしっかりと予防するために、水道水にフッ素を添加したり、フッ素入り歯磨剤を用いたブラッシングを奨励している、むし歯予防先進国の一つです。
メルボルン大学教授のレイノルズ博士らは、これまでも多数の動物実験やヒトでの実験を通して、「CPP-ACP」の効果を実証してきました。今回、24ヶ月間2,720人(平均12.5歳)を対象とした大規模な無作為割付比較臨床試験(RCT)*6を行った結果、CPP-ACP入りシュガーレスガムは、初期むし歯の回復に効果があることが改めて臨床的に確認されました(出典:Morgan et al.,2007)。
この試験で、2,720人の被験者たちは、CPP-ACP入りガムを噛むこと以外は、普段通りに歯のケアを行いました。フッ素入り水道水を使用している地域で、すべての被験者がフッ素入り歯磨剤を使うという、むし歯が発症しにくい環境下の試験においても、CPP-ACPの優れた効果が実証されたのです。
*6 無作為割付比較試験(RCT):医薬品や治療の評価方法。試験をされる対象者の条件の違いを相殺するために、対象者を投薬や治療をする群としない群に分けて評価する方法。この試験ではCPP-ACPの入ったガムと入らないガムで群を分け、効果を実証。
